おすすめ書籍紹介
2022.08.24
男性の育児参画(育休・子育て)関連のおすすめ書籍を紹介
巷には子育てに関する書籍が溢れていますが、一体どれを読めばよいのやら・・・。
というわけで、少なくとも私が触れた本はこちらで感想を掲載したいと思いますので、皆さんがどの本を読むかの参考にしていただければと思います。
男性の育休
子育て
パパのトリセツ/おおたとしまさ著
この本を読んでほしい人
- パパにもっと育児に携わってほしいと思っているママさん
- 家事・育児のことでいつも叱られているパパさんの奥さん
- 育児を頑張っており、さらに夫婦間の関係をよくしたいと思っているパパさん
内容
全自動洗濯機、食器洗い乾燥機、お掃除ロボットなどの優良家電を凌駕する機能をもつパパロボット。母乳を出すこと以外はなんでもできる。ただし、アプリのインストール次第(笑)
ママがパパをイクメンロボットに育てあげるための本です。
パパをおだてて、気持ちよくさせながらコントロールすることで、自律型の家事育児ロボットに育てていく方法が書かれており、パパに育児参画してもらいたいママにはぜひ読んで、活用してほしいなと思います。
ママ向けにはなりますが、パパが読んでみても「そういう言い方をされると嬉しいな・やる気が出るな」とか、「ここは確かに大目に見てほしいところだよね」とか、「こういう意識の違いがあることをわかってもらえると助かる」とか、まさに共感の嵐。
これらのことをママに実践してもらえたら、もっと子育てや家庭環境が楽しくなるだろうなと期待できる、そんな内容でした。(どうやって奥さんに読んでもらうかは課題ですが・・・w)
この本から学んだこと
- パパをママとは違う角度から子育てにかかわる自律型ロボットとして育てる。
- パパに家事をしてもらう時は、お願いモードでやらせてみて、まかせて、ほめて育てる。多少の失敗には目をつむり、手を出さず、どんな結果に対しても「ありがとう」を伝える。
- 夫婦ゲンカを子供に見せ、上手なケンカ、仲直りの手本を見せてあげる。
世界一楽しい子育てアイデア大全/木下ユーキ著 モチコイラスト
この本を読んでほしい人
- 楽しく子育てをしたいと思っている人
- 子供のイヤイヤに困っている人
内容
アパレル店員やテーマパークのキャストになりきっておむつ替えをする”おむつ替え動画シリーズ”がバスり、子育てインフルエンサーとして活躍する著者。
おむつを替える、お風呂に入れる、ご飯を食べさせる、寝かせるといっためんどくさい、やりたくない、疲れるといった大変な育児が軽くなるようなアイデアが満載です。
著者の動画のように完璧にできなくても、それっぽく振る舞うことで自分でもちょっと面白くなってきます。
また、「嫌がる我が子をお風呂場に連れて行くのに一苦労」という対処法で紹介されていた「電車ごっこで出発進行!」という方法を実践してみると、驚くほどすんなりお風呂場に連れて行くことができました。
同じ大変な育児でも、親の気分次第で随分と楽になる、子供をうまく乗せることで大変を回避することができると実感できました。
通読する必要もなく、困った育児に対して、その箇所を読んで参考にするといった使い方として、手元に置いておいて損はない本だと思いました。
(Kindle unlimited(Amazonが提供する電子書籍読み放題サービス)会員の私としては、読み放題対象なのはすごく嬉しいです)
そして、何をやってもダメな時はあり、そういう時は「低気圧のせい」と思うこと。うまくいかないのは、子どものせいでも、パパやママのせいでもありません。という言葉に強く共感できました。
この本から学んだこと
- 子供が思い通りにしてくれないときは、どうすれば楽しくのせられるか考えるようにする
- 嫌な育児に対し、自分が楽しく取り組めるような設定など考えてみる
- 何をやってもダメな時はある。それは誰のせいでもなく、低気圧のせい(笑)
マンガでやさしくわかるパパの子育て/小崎恭弘著 あべかよこマンガ
この本を読んでほしい人
- 第一子が産まれる前のプレパパ
- 赤ちゃんが産まれて間もない新米パパ
- 育児を何から始めたらよいか悩んでいる新米パパ
内容
パパの育児・家事への携わり方について、マンガを取り入れて分かりやすく解説してくれています。
マンガ以外の部分も読みやすく、パパの育児マインドから、育児を取り巻く環境、実際の育児・家事、ママと子どもへの接し方、ワークライフバランスの考えなど幅広く取り上げてくれており、これからパパになる方には、お勧めしたい内容でした。
パパが育休を取得するメリットについても触れられておりましたので紹介します。
- 子供:子供の育ちは多様性の中でより豊かになる。パパとの関わりが増えることで子供の人間性の幅が広がる。
- ママ:出産後のダメージは相当なもので、身体的なダメージは言うまでもなく、精神的にもホルモンバランスが崩れることでマタニティブルーになることも少なくない。その間にサポートしてもらえるのはママにとって大変心強い。
- パパ:我が子の可愛さを実感できる。夫婦ともに子供を育てることで、「家族を作る」という意識がより強いものとなる。
この本から学んだこと
- パパの育児参画は①子ども、②ママ、③パパ、④企業、⑤社会が幸せになる。
- パパの育児・家事を『手伝う』という発言、この発言自体が主体性に欠けており、自分はアシストだと潜在的に思っている証。
- パパとママがライバルにならず、お互いの良いところ、得意なところを活かして子供と関わっていく。特に遊びについては、ママとは別の遊びをする。
- 経済性や効率が価値観の中心に位置づけられている昨今、子供は一番対角の存在で非効率的で不経済。そんな子供と共に歩むためには、大人の「余裕」が必要。
・「時間」の余裕:子供と直接関わる時間を持つこと
・ 「心」 の余裕:イライラしない
・「育ち」の余裕:子供の成長を待ち、信じること
ボードゲーム教育/加賀俊介著
この本を読んでほしい人/読むべき人
- 教育にボードゲームを取り入れたい学校や塾の先生
- ボードゲームで子供の能力を上げたい保護者
- 子供の得意な分野・能力を見つけたい保護者
- ボードゲームが好きな人
内容
現役小学生教師の著者によるボードゲームを通じた教育に関する本です。
私はボードゲームが大好きで、ボードゲームはきっと子供の教育にもいいんだろうなと思っていますが、何がどういいのかと問われるとうまく説明できないところがありました。
こちらの本では、ゲームの紹介とそのゲームを通じて成長が期待できる能力、実際に成長した子供の事例が紹介されており、「やっぱりボードゲームは子供の成長にいいんだ!」と思わせてくれる内容でした。
実例紹介での生徒の成長の様子は、読むだけで嬉しくなります。私なんかは涙もろいので少し目頭が熱くなることも(笑)
特に、「はぁって言うゲーム(amazon アソシエイトリンク参照)」の紹介のエピソードが好きです。
これは、演技力を問われるゲームなのですが、引っ込み思案だった子が人前で頑張って演技をした結果、クラスの賞賛が得られ、それを機に少しずつ明るくなっていったというお話。その子が小学校卒業後、中学生になった時に著者の先生に「将来の夢は声優」と語ってくれたそうです。
子供たちの未来につなげられる先生という職業は本当にステキだなと思いました。
この本から学んだこと
- ボードゲームをする時は、子供たちと一緒に全力で楽しむ
- 子供に何かさせたいのであれば、まずは大人がそれを楽しいということを見せるのが一番伝わる